こんにちは。カウンセラーのSAKIです。
今日は以前投稿した「思考」について詳しくお話していきます。
ぜひ過去投稿もお読みになってみてくださいね。
早速みなさんに質問です。
友人にメールを送ったのに返事がこないという状況を考えてみてください。
このとき、あなたはどう思いますか?
1.「私が送ったメールが気に障ったのかな」
2. 「すぐにメールを返さないなんてひどい!」
3.「今は忙しくて返事ができる状況じゃないのだろう。」
さて、どちらがあなたの思いに近いでしょうか?
このように同じ出来事なのに、人によって気分やその後の行動が異なります。
その理由について解説していきます。
ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
人によって反応が異なるワケ
先ほどのメールの例で、人によって気分や行動が異なる理由。それは物事の捉え方に違いがあるからです。物事の捉え方のことを「認知」と言います。(ここでは認知=思考と考えてもらって大丈夫です)。
この認知にはポジティブなものもあれば、ネガティブなもの、ニュートラルなものがあります。
ここで問題になってくるのが、ネガティブな思考です。
ネガティブな思考は嫌な気分になったり、行動の問題を引き起こします。
しかし、以前の投稿でお話した通り、思考(認知)はコントロールできません。
ついネガティブな思考が湧いてしまうのは仕方のないことです。
ですから、自分の思考をまずは理解することが大切です。
思考のクセ(認知バイアス)
人にはそれぞれ考え方のクセがあります。
ここでは対人関係でも問題になってくる8つの思考のクセを紹介していきます。
①白黒思考
「100点以外はみんな0点」というように物事を白か黒かで考え、完璧を求めすぎるクセです。完璧すぎるために、自分の行いを振り返って少しでも満足できないと「失敗だ」「自分はだめだ」と全否定してしまいます。
②色メガネ思考
ネガティブな色メガネを通して物事を見るので、何事もネガティブに見えてしまうクセです。良くないことばかりに注目してしまい、良いことが目に入らなくなってしまいます。
③レッテル貼り
物事や人に、否定的で極端なレッテルを貼ってしまうクセです。そのレッテルから浮かぶイメージに振り回されて、冷静な判断ができなくなってしまいます。
④虫メガネ思考
良くないことは虫メガネをくっつけるように見てしまうので大きく見え、良いことは虫メガネを離して見てしまうので小さく見えてしまうクセです。自分の短所や失敗を大げさに考えて、反対に自分の長所や成功を実際より小さく捉えてしまいます。
⑤すべき思考
自分や他人に対して、「〜すべき」「〜でなければならない」と思い込むクセです。「すべき」に囚われて生活が窮屈になったり、自分や他人の失敗を許せずプレッシャーや怒りを感じやすくなったりします。
⑥自責思考
自分にはそれほど関係がないことを、自分のせいにしてしまうクセです。良くないことが起こると自分のせいにしてしまうので、罪悪感に悩まされたり他人の目が気になったりします。
⑦過度の一般化
わずかな根拠をもとに、「いつもこうなる」「みんなそうだ」と全てのことに当てはめてしまうクセです。嫌なことが繰り返し起こっているように感じられるので、落ち込んでしまいます。
⑧結論の飛躍
根拠もないのに、悲観的な思いつきを信じ込むクセです。良くない結果を先読みしたり、相手の顔色からその人の考えを深読みしたりします。
いかがでしたか?当てはまると思った考え方のクセはありましたか?
人によって現れやすいクセは違います。
ネガティブな思考に気づいたらそれはどのクセの影響を受けているのかをチェックすることで、自分のクセを知ることができます。
自分の思考に気づき、受け入れることが大事
自分の思考に気づき、「あぁやっぱりネガティブ思考だ、私」と落ち込んだり、自分を否定したりするのではなく、それをマルッと受け止めることが大事です。
「あぁ、私は今こんな風に考えているんだな。」と受け止めた上で、「ん?まてよ。でもこんな風に考えることもできるんじゃない?」と自分に問いかけてあげるようにしてください。
最初は難しいかと思いますが、繰り返しているうちに自然とできるようになってきます。
また、対人関係において少し理不尽な言動をする人がいても「あぁこの人は今、〇〇思考に陥っているな」と冷静に受け止めることができるようになるかもしれません。
人にはそれぞれ考え方のクセがある。このことを理解するだけでも対人関係がスムーズになるかと思います。相手の思考は変えることはできません。できるのは自分の思考だけ。
イライラしたとき、モヤっとしたとき、是非自分の思考に向き合って見てくださいね^^
私、カウンセラーSAKIはくくるカウンセリングルームでカウンセラーをしています。
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