こんにちは。カウンセラーのSAKIです。
今日は「目標設定の仕方」についてお話しします。
その前にちょっと余談。
皆さんは普段手帳を使っていますか?
私は手帳が大好きで手帳のオンラインコミュニティにも参加しています。
手帳といっても単なるスケジュール管理ではなく、手帳を使って、将来こうありたいという「ビジョン」、そのために何をするのかという「目標設定」などを書き込んだりしています。
皆さんも、手帳を使っているかどうかは別として、頭の中で「こんな風になりたいなぁ」とか思うことがあるかと思います。また、仕事をしている人は仕事において「いつまでに〇〇する」というような目標設定をしたりすることがあるかと思います。
実はこの目標設定の仕方で人は幸せになれるかどうかの違いが出てくるのです。
参考にした本は「科学的に幸せになれる脳磨き」(岩崎一郎著)です。
この本では幸せになれる6つのポイントを解説していますので気になる方はぜひ一読されることをオススメします。
目標設定の2つのパターン
まず、目標設定の2つのパターンについてお話しします。
①「6ヶ月後までに〇〇円の売り上げを達成する」
②「地域の人5000人を笑顔にしたい!」それが実現したら「〇〇円の売り上げが達成できる」。
この2つの違いわかりますか?
①は「物質主義的な事柄」を目標にしています。わかりやすく言えば、自分が得たいもの(物質的なもの)を目標として掲げています。
一方②は、まずは「人に貢献して喜ばれたい」という利他的な目標を掲げ、その結果として「売り上げが達成できる」という考え方です。
あなたは普段、どのような目標の立て方をしているでしょうか?少し考えてみてください。
幸せになれるのはどっち?
さて、先述した2つの目標設定のうちどちらが幸せになれるのか。
答えは②です。
これはある研究結果で明らかになっていることなので科学的根拠に基づいています。
(米国・ノックス大学のカイザー博士らの研究)
①の「物質主義的な目標」を設定した人たちは、目標達成したかどうかに関わらず、時間がたつにつれて幸福感が次第に下がる傾向を示したそうです。
一方②の「人に貢献して喜ばれたい」というような目標を設定した人たちは、目標達成したかどうかに関わらず、時間がたつに連れて前向きで、幸福感・充実感が次第に高まる傾向を示したというのです。
この結果から、人は誰かに貢献して喜んでもらえることで幸せになれるということがわかるかと思います。
なぜ人は誰かに貢献したことで幸せになれるのか
研究結果から、「人は誰かに貢献して喜んでもらえることで幸せになれる」ということがわかったのですが、なぜそうなるのか?とふと疑問に思いました。
この疑問を解く手がかりがアドラー心理学です。
アドラー心理学において、「人は家庭、地域、職場などの共同体の中で人と繋がっているんだ」という感覚を感じられる時に、幸福を感じるとされています。 これを共同体感覚と言いますが、この共同体感覚の要素の一つに「他者貢献」というものがあります。
人は「他者貢献」をすることで「自分はここにいてもいいんだ」という感情を持つことができ、自分自身の価値を実感し幸福になれるということです。
つまり、目標設定をするときに例えば「〇〇を手に入れる」と自分の欲を満たすだけの目標を掲げてもそこには他者との繋がりがなく、何か満たされない思いが湧き「もっと〇〇が欲しい!」と強欲になるかも知れません。人間の欲は果てしない・・・。
一方で、「〜のために〇〇をする」など他者とのつながりを大切にした目標設定をした場合、それが達成したときには自分自身も満たされ、幸福になれるのです。
いかがでしたか?
私はというと・・・①のような目標設定をしていました。
身近な例でいうと「体重を〇〇Kg減量して〜の洋服を着れるようになる!」という風に(笑)。
達成はしていないのですが、モチベーションも何だか高まらないのが現状でした。
これを少し変えて「夫、子どもたちのために健康を維持する。そのためには〇〇Kg痩せる。」とするとモチベーションが変わるような気がします。
そして達成されたときもきっと幸福度に違いがあるかもしれませんね^^
早速、手帳に書いてある目標を書き換えたいと思います!
皆さんも是非、「他者貢献」を意識した目標設定をしてみてくださいね!
お仕事、家事が楽しくなると思います。
私(カウンセラーSAKI)は、くくるカウンセリングルームでカウンセラーとして働いています。
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ではまた♡
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