本は百冊あればいい〜読書記録:「百冊で耕す」(近藤康太郎著)〜

読書法

こんにちは。
今日は最近読んだ本の記録です。
私は本の読み方について書かれた本を読むのも好きで、様々な読書術関連本を読んできました。
その中でもこの1冊は衝撃を受けた1冊となりました。

結論から言うと「本は百冊あればいい」というのが著者の主張です。

私の現在の蔵書数はざっと数えて500冊・・・
あと400冊は不要だということか・・・?

今回はこの本から私が印象に残ったことを3つあげて解説をしていきたいと思います。
最後までお読みいただけると嬉しいです。

1.百冊の本棚を作る

読書が日常になっている人からすると、百冊というのは意外に少ないと思う一方で、普段ほとんど本を読まない人にとっては百冊というのは多い印象を受けるかと思います。

私は先述したように本が好きなので、蔵書の数も多いため「百冊に絞るって難しい」と感じました。
そういう著者も実際には蔵書が5千冊を超えるそうです。笑
でも死ぬまでには百冊まで絞っていきたいというのが著者の考えです。

百冊の本をどう選ぶのか?というのが一つポイントになってきます。
そこで著者が勧めているのは先人が選んだ「必読書リスト」を活用する方法です。
この本には、先人たちが選んだリストの例も載っています。

もちろん自分で選んだ百冊でもいいと著者は述べていますが、私個人的には、先人が選んだ必読書リストを活用したいなと思いました。
理由は、自分で選んだ百冊だと絶対に偏りがあるからです。。。
広い視野を持ち、物事を俯瞰的に見たり、逆に焦点化して見たりするためには、様々なジャンルの本を読んだ方がいいと私は思っています。

この本の巻末にも、著者が選んだ百冊選書リストも載っています。
このリストを見ると、私が読んだことない本ばかりでした。
ジャンルは大きく分けて4つ。
①海外文学、②日本文学、③社会科学・自然科学、④詩集となっています。

改めて自分の本棚を見てみると・・・
なんとビジネス書の多いこと。
読みやすい本ばかりです。笑

そして薄々自分でも感じていたことなのですが、「ビジネス書ってほとんど似た内容ばかり」です。
個人的には「7つの習慣」「人を動かす」「思考は現実化する」、この3冊あればビジネス書は事足りると思っています。

今後は、ビジネス書はさらっと読んで特に気になった箇所だけを書き留めておいて、あとは処分していこうと思います。
そして、今まで読んでこなかった4つのジャンルを読むことを決意しました。

2.図書館では1年前の新聞の読書面を見る

みなさんは日頃、図書館に行くことはありますか?
私は2週間に1回は図書館も利用しています。
が、ここでも借りる本はビジネス書。笑。

著者が勧める図書館活用法の一つが、過去の新聞を見るということです。
具体的には、1年前の同月同週の「読書面」をチェックし、気になった書籍の書評をコピーするという方法です。

1年前のというのがポイントで、一番直近の読書面で紹介されている本というのは、新しい本なので、図書館に置いていないこともあり、置いてあったとしてもすでに貸出中である可能性が高い。
でも1年前となると比較的借りやすいのだそう。

具体的な進め方は以下の通り。
1.図書館で1年前の同月同週の新聞を探し、読書欄を見る。
2.目に止まった書籍の書評をコピーする。
3.その本を図書館で借りるOR予約する。
4.その本を速読する(速読についても本書で説明されています)
5.書評に引用されている箇所を目次から探し当て読んでみる。
6.引用部分が今の自分の関心・問題意識に適っているか確認する。
7.最初から最後まで読み通したい本は購入する。→百冊読書棚に残す。
8.引用部分だけには有用な知識が書かれていると思う場合はその箇所をコピーしふらっとファイルに保存する。
9.買わずに返却する本は借りた記録をする(書名、著者名、借りた日付をメモ)

以上です。
個人的にはすごく試してみたくなりました。
みなさんもお試しあれ!

3.抜き書き帳を作る

みなさんは本を読んだあと、アウトプットはどのようにしていますか?
私はまだこれといったやり方が決まっておらず、こうやってブログに書くこともあれば、インスタに簡単に記録したり、手帳に書いたり、ノートに書いたりしています。

この本の著者も、読書の後は「抜き書き帳」を書くことをお勧めしています。
「抜き書き帳」とは、本を読んで後、一部の文章を書き写したノート、メモ帳のことです。

その手順は以下の通り。
1.本を読んで気になった箇所全てに傍線を引く。
2.傍線を引きつつ「ここは特に重要」と鋭く思う箇所に、ドッグイヤー(ベージの上部を小さな三角に折る)をつける。
3.2〜3ヶ月後、ドッグイヤーをつけたページを再読する。
4.いまだに熱量を持って自分に訴えかけてくる文章だけを抜き書きする。

以上です。
簡単ですよね。

こんな簡単な方法ですが、この抜き書き帳には単にアウトプットするということ以外にもメリットがあるそうです。

メリット①:自分が分かる。
自分がどういうものを美しいと思うのか、正しいと思うのかなど、自分の感性が見えてくる。つまり「自分の<骨>」が分かってくる。
メリット②:自分が変わる。
自分が「分かる」ようになるからこそ、自分の足りないところに敏感になり、自分が変わってくる。

つまり、抜き書きを通して「自分が分かる→自分が変わる→自分が深く分かる」という良循環が起こってくるというのです。

これも是非試してみたいですね!!


どうでしたか?
具体的な方法や、必読書リストなどは本書を手にとって読んでみてくださいね!
読書が習慣化されていない方にとって本を読むという行為自体がハードルの高いことかと思います。
習慣化するためのコツは「まずは自分がピンときた本」を手にとって目につくところに置くことから始めたら良いと思います。「本を読もう!」と意気込まず、何気なく手に取る場所に置いておき、パラパラ眺める。そこからがスタートです。
時間がなくても本は読めます。

この投稿をきっかけに少しでも読書を楽しめる方が増えてくれると嬉しいなと思います。

ではまた♡

楽天ルームにオススメ書籍も載せています。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました