こんにちは。今週2回目のブログ投稿!
私にしては上出来です^^
まだブログ始めたばかりなので、どういう内容にしようか?
どういう構成にしようか?と悩みつつ投稿しています。
それも楽しみつつやっていきますのでおつきあい下さい♡
さて、今回は「認知症高齢者ケア」についてです。
日頃私が感じていることと、大事にしていることをお伝えできたらいいなと思います。
「認知ある?」という言い方について感じること
すごく微妙なというか、人によってはどうでもいいじゃんと思うことかもしれませんが・・・
私はすごく気になること。
「認知ある?」という言い方。
私はベッドコントロールをしている人が近くにいる部署にいるのですが、
入院依頼の電話があったとき、「この人、認知ある?」と電話口で確認している光景をよくみます。
振り返ってみると、私が昔、病棟で働いていた時も確かそういう光景ありました。
色々勉強したり、認知症高齢者と関わる経験を重ねたからこそ感じる違和感。
何がそんなに違和感かというと理由は2つあります。
1つ目はそもそも「認知ある?」という言葉、日本語としてなってない(笑)
正しくは「認知症もある?」もしくは「認知症を患っている人?」ですかね。
これはそんなに気にすることでもないんですが、言葉は正しく使いましょうということで。
2つ目の理由がとても大事。
「認知症があるかないか」確認してどうするのか?ということです。
確認する意図、そこに含まれている思いとは・・・。
おそらく大体が「認知症=大変な(手のかかる)患者が来た!」ということだと想像します。
そうではなく、認知症の人は少し工夫(配慮)が必要だから確認しているのなら素敵です!
聞いたところで、もし「認知症あり」となった場合、現場の動きはどうなっているのか?
そこは私はまだ確認ができていないのでわかりませんが、、、昔を思い出すと、
「手がかかる」「見張りが必要」だから手前の部屋を準備しなくては!という動きをしていました。
配慮というより、自分たちの都合を考えていました。
みなさんが働いているところではどうでしょうか?
認知症の人に対するイメージはまだまだネガティブなことが多いのが現状なんだろうなと思います。
でもね、これからは3人に1人が認知症と言われる時代がやってきます。
認知症が特殊なことではなく、長生きしてきた証拠と受け止められる時代が来るといいな。
「認知症の人」ではなく「Aさんは認知症」
私が言葉の使い方にこだわるのには一つ理由があります。
それは、言葉には思いが宿るから。
これは、私が学生のときに教わったのですが、
例えば認知症高齢者に対し、「認知症の人」と捉えるのか、
「Aさんは認知症」と捉えるのでは捉え方が違います。
「認知症の人」と言った場合にはその人の人格よりも「認知症」が強調されています。
そうなると、「認知症だから〜できない。」とか「認知症だから〜だ。」というように
認知症ということだけで人格が見えなくなってしまいます。
一方、「Aさんは認知症」というと、どうでしょうか?
Aさんという人格が最初にあって、認知症というのはAさんの一部でしかありません。
つまり、「Aさんは〜な人である」「そして認知症も患っている」というように
Aさんという人格が浮かび上がってきます。Aさんの全体像が見えてきます。
このように、言葉の使い方で捉え方のイメージが全然違ってきます。
私たちは看護師として、疾患だけではなく「生活者としての個人」の全体像を捉えることが
求められています。
認知症という疾患を理解することももちろん大事ですが、
目の前にいる患者さんが「どういう人」なのか。どんな人生を生きている人なんだろうかと
思いを巡らせて関わることがとても大切だと思います。
そういう関わりを大事にしていると、入院して環境が変わっても、
認知症高齢者は安心感を感じ、穏やかに過ごすことができると思います。
逆に、「認知症」という疾患だけを見てしまうと、
BPSD(行動・心理症状)を引き起こしてしまう可能性があります。(過去記事も参照)
ストレングスの視点で認知症高齢者を捉える
捉え方の話をしましたが、そこで役立つのがストレングスの視点です。
ストレングスについては以前書きましたのでそちらを参照にしていただけたらと思います(過去記事)
ストレングスの視点で捉えるためには、「Aさんは認知症」という捉え方、つまり、
出発点を「認知症」ではなく「Aさん(個人)」として捉える必要があります。
そうやって捉えると、「疾患」「できないこと」よりも「Aさんという人柄」「できること」
に目が向けられるようになります。それがストレングスの視点です。
これまで看護では「問題解決型」の視点を教え込まれてきたと思います。
看護問題を立ち上げて、ケアを考える。
それは間違いではないのですが。
問題だけにアプローチすると高齢者の場合は限界があります。
老化には逆らえないのですから・・・・。
そこで視点を変えて「長所伸展型」の視点でケアをすることで
可能性が見えてきます。
高齢者だからできること、認知症高齢者だからできることがたくさんあります。
そこに着目をしてケアに生かしていくことで看護師も患者(高齢者)も
ポジティブな気持ちになれそうですよね!Win-Win!
ではまた♡
ストレングスの視点について学びたい方はこちら↓
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