ネット社会における情報の読み方を知るための1冊:読む力最新スキル大全(佐々木俊尚著)

読んだ本

今回は最近購入した本をご紹介します。

私は読書術系の本も好きで良く読んでいますが、この本はこれまでの本とは少し異なり、

今までとは違った視点から読書や情報の取り方について学ぶことができました。

以下、この本を読んで私の学びになった点と、実際に取り入れたいと思ったことについて解説していきます。

「読むこと」の最終的な目標とは?

もともと本を読むことが好きな私ですが、読んでいる理由というか目的は仕事のためでした。

「これを学んだら仕事に活かせそう」「この仕事をするためにこの本を読む必要がある」

というのが私が本を読む動機になっていました。

この本を読んだとき、「読むこと」の目標?考えたことなかった・・・というのが正気なところです。

著者は読むことの目標について下記のように述べています。

「血肉」という言葉がある。血液と肉という意味で、「自分のからだを形作っているもの」のことだ。血肉と同じように、「世界観」を学んで自分の血肉のようなものにしたい。この血肉を、本書では「知肉」と呼ぶことにする。

「世界観」を学んで、自分の「知肉」として育てていく。

これこそが、「読むこと」の最終的な目標だとわたしは考えている。

佐々木俊尚,読む力,p49,東洋経済新報社,2022.

私が色々読んでいても、あまり自分の中に落とし込めていない理由はここにあったのかと気づきました。そもそも目標がなかったので、その場その場の目的に合わせてのみ情報を取っていたことに気づきました。だから自分の「知肉」になっていなかったのだと。

読むことを自分の「知肉」にするための方法(流れ)についても本書で詳しく解説されていますので、気になるかたは是非読んで見てください。

私が実際に取り入れたいと思ったこと

ここからは、私が実際に取り入れたいと思ったことをご紹介していきます。

▪️Google Chromeを記事を読むための専用ブラウザにする。

著者は、Google Chromeを記事を読むための専用ブラウザとして使用しているそうです。

よく読むサイトは「タブ固定」をしてうっかり閉じてしまわないようにもしているそう。

私は普段Macを使用しているので、safariで検索をしたりすることが多いですが、ニュース記事を見ようとしてもついつい違うサイトを見たりしてしまいます。これを回避するためにも、ニュース記事を読むときはGoogle Chromeを開くというように決めることは効果的かもと思い、実践中です。

▪️電子書籍をもっと活用する

私は今までは電子書籍はほとんど利用していませんでした。

どちらかというとアナログ派で、紙の本の方がしっくりくるというか読んでいる充実感があるからです。

ただ、紙の本って蔵書が増えるという問題が発生するんですよね。すでに家にある大きな本棚は入りきれないほどパンパンです。。。

著者は電子書籍にメリットを8つあげています。(以下、目次より抜粋)

  1. 手軽にどこにいても買える
  2. 試し読みできる
  3. あるテーマの全体像をさっと得られる
  4. 文章を検索できる
  5. 文章をコピペできる
  6. リンクを張れる
  7. 大きな文字で読める
  8. 分厚い本でも読み進めるハードルが低い

詳細の解説はここでは控えさせてただきます。

私が電子書籍を活用してみよう!と思えたメリットは「試し読みできる」という部分です。

知らなかったのですが、電子書籍の場合10ページほど試し読みできるのだそうです。

その10ページを読んで自分と本との相性を確認することができるので、無駄買いが減るんですね。

私はあまり本屋で立ち読みもできないタイプで、本を買うときは事前のリサーチ(書評など)と実際に手に取った時のフィーリングで選ぶことが多いので、中には買って失敗したなということもしばしば。。。そして買ってまた蔵書が増える、廃棄するのも手間という問題が発生。

これを解決するために電子書籍は有効かもと思いました。

あとは「文章を検索できる」というのもすごくいい機能ですね。

私もよくあるのですが、本を読み終えて違う本を読んでいるときに「あれ?そういえばあの本にもこんなことが書かれていたような・・・」と思い出すことがあるのです。でも、紙の本からそれを探し出すのは至難の技です。キンドルではキーワードを入力して検索することができるという素晴らしい機能があることを初めて知りました!

今後は積極的に電子書籍も活用していこうと思います。

▪️Twitterを情報ツールとして使いこなす

私は知らなかったのですが、著者が言うにはTwitterは「人間関係のSNS」ではなく、完全に「情報収集のツール」となっているそうです。

でもTwitterには炎上や、罵詈雑言があるのも事実。

このようなTwitterを情報ツールとして使いこなすためにはコツがあるようです。

まず、戦闘的なコメントは無視して「いい情報」だけを拾い集める。

その「いい情報」をどうやって見分けるのか・・・ということですが、著者が考案した5段階「ツイッター追跡メソッド」というのが紹介されていたので、ここでも共有したいと思います。

  1. その記事について、ツイッターでどうコメントされているか
  2. それらのコメントは、専門的見地からのものかどうか
  3. それらのコメント投稿者のプロフィールはどうか
  4. それらのコメント投稿者は乱暴な言葉づかいをしていないか
  5. これらの基準をクリアした専門家はフォローし、リストに入れる

これらの詳細も本書に記載されています。

これまでTwitterをほぼ活用していなかったのですが、今後少しずつ活用していきたいと思っています。

他にも、情報整理の方法や、本は「何を」「どう」読めばいいかなど、具体的な方法も記載されているのでとても役立つ1冊だと思います。

是非是非読んでみてください。

ではまた明日♡

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