独学だからこそ見いだせる勉強の楽しさ

勉強法

今回は独学についてのお話です。

参考にした本は「独学術」(白取春彦著)です。←下にリンク貼ってます。

私は看護師になって8年目の頃に大学院へ進学しました。

大学院生活は楽ではなかったのですが、今になって思い出すと、

そこで得たものは大きかったなぁと思います。

私はもともと勉強は好きなほうだと思いますが、

大学院を修了してからさらに好きになりました。

自分で学ぶ楽しさを知ったのです。

この本を読んで、さらに勉強のモチベーションが高まったので皆さんと共有したいと思います。

1.なぜ独学なのか?

独学することのメリットはたくさんあると思います。

以下、私が考えるメリットをあげてみます。

  • 費用が安く済む(参考書代くらい)
  • 時間の融通がきく
  • 自分がやりたいテーマを学ぶことができる
  • 勉強によって得られるものが実感しやすい
  • 子どもが勉強するようになる

セミナーなどに通うとまぁまぁ高いお金が発生するし、時間的に拘束されてしまいます。

特に子育て世代などはそんな時間もお金もない・・・ということがあると思います。

でも独学の場合、そんな問題が解決します!

自分が気になるテーマについて、本やネットを利用して隙間時間に勉強すればいいのです。

毎日10分でもいいから座って勉強する。この積み重ねがとても大事です。

実際に私も2人の子どもがいますが、勉強は毎日続けています。

そのせいか、子どもたちは小学生ですが親が言わなくても勉強する習慣が身についています。

2.独学によって得られるものとは何か?

この本の著者は下記のように述べています。

勉強によって得られる知識の効力よりも、勉強をすることで身につく能力の方があとあとになって広く応用がきく。

白取春彦,独学術,p18,ディスカヴァー携書,2018.

このことは、私も実感しています。

勉強をしている過程である知識について「わかった!」という感覚よりも、

「あっ、こういう場合ここを調べたらいいかも!」「こんな風に調べて整理したらいいかも!」

という感覚を持つことが多くあります。

何か疑問に思ったときの自分なりの調べ方、勉強の仕方みたいなものが自然と身につきます。

私は子どもに勉強を教えるときも、すぐに解き方を教えるというよりは参考書を与えてそれを使って調べる、またはネットで検索をさせてみる

という方法にしています。子どもに自分で学ぶ楽しさを伝えたいからです。

3.あるテーマについて調査する手順(考える技術・調べる技術)

この本の中で、著者が提示している方法を要約すると以下の通りです。

①キーワードを書き出す

  • 気になることなどについて具体的な事柄をキーワードにする。
  • 数種類の百科事典でキーワードや関連用語などを調べる。
  • 関連書籍にどういうものがあるのかをチェックする。
  • 図書館の蔵書もチェックする。
  • それらの書籍を開き、目次をチェックする。
  • 必要だと思われる記事があるなら、その部分をコピーする。

②本を手に入れる

手順①の段階で自分の調査する対象について読むべき書籍がわかってくるので、それらの本を買うのか、借りるのか判断する。

③言葉をきちんと調べる

同じ表現の言葉や用語であっても、著者によって、あるいはその本が書かれた時代によって、意味の範囲が異なる場合があるので注意する。

④書かれていることを疑う

書かれていることを鵜呑みにせず、ある論と正反対の論を述べている本も読んでみる。

私も実際にこの方法を取り入れていますが、本を探すのが楽しくなりました。

そして、何事も結論が大事ではなく、その結論が出るに至った経緯を理解することが大切なのだと実感しています。

また、いろいろ調べている過程で、「あっこんなことあの本でも書かれていたな」など本と本との関連性が見えてきて「つながる楽しさ」を実感できます。

まさに、点と点がつながり線となり、面となっていく過程を体感することができます。

みなさんもぜひこの方法を試してみてください。

きっと勉強が楽しくなると思います。

ではまた明日♡

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